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カメがウサギにドンブリ勝負

NTライブ『ハムレット』③

NTライブ『ハムレット』について。

2回書いても、まだ第一幕が終わっていないという。
一体、どうなるんでしょう。



さて、まぁ続きをば。
映画館の暗闇で書いたメモが頼りなので、その解読ができない部分は
記憶をたどって書いております。
間違いがある可能性がありますので、その際はご指摘ただけると助かります。



※ NTライブ『ハムレット』の内容について触れています。
  まだ未見の方は、ご注意ください!






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ハムレットが父の亡霊に復讐を頼まれた、と。
で、その時にノートに書きこむハムレット、と。

実際にノートへ書きこむハムレットという演出について
この本で面白いことが書かれていました。

「もの」で読む入門シェイクスピア (ちくま文庫)

松岡 和子 / 筑摩書房



要約しますと
最近、実際にノートへ書くという演出をすることは珍しい、と。
ハムレットのセリフに「記憶の手帳」というのがあり、その後にでてくる手帳という
台詞も、この「記憶の手帳」と解釈され、実際には書かない芝居の方が多い、と。

ただ、ト書きには「書く」とあるのでシェイクスピア自身は実際に書きとめさせたかったのでは
ないだろうか、と。

ほほー。そうでしたか。
オフィーリアの父・ポローニアスがノートに書きこむことはト書きに書いてあるんだろうか。
それとも、今回の『ハムレット』限定の芝居なんだろうか???


ま、それはさておき。

ハムレットは、友人ホレイショーと、他2名の兵士たちに
あの亡霊は本物だった、と。そして、今宵みたことは他言しないと剣に誓え、と。
すると地下から「すうぇあ~(誓え~)」という亡霊の声。


場所をかえて、何回も友人たちに誓わせるハムレット。
見えない亡霊に向かって笑いながら
「いいぞ、モグラ先生。素早く動けるんだな」みたいなハムレットのセリフも。


そして、これから自分がおかしな言動をとったりしても余計なことを
言わないように頼んだところで舞台の端にあった大きな箱を抱え
中央に持ってくるハムレット。



この動画の17:05ぐらいに、少々この場面が映っておりました。
箱の中から、インディアンの羽飾りのようなものを出してかぶってみたり
登場したオフィーリアを抱きしめたり、何かを言ってる様子。(セリフはなし)

彼女から上着を着せてもらい、どこかへ行ってしまうハムレット。


オフィーリアからハムレットの様子がおかしい、と聞いた父。
これは娘への恋煩いに違いない、と。

部下2名が2階へ駆け上がると、1つの部屋のドアを開け放ち
その部屋の中で盛大に紙を撒き散らす(ハムレットからの手紙を探している)
というシーンに。

今ごろ分かったのですが。
つまりここはオフィーリアたちの家という設定だったのですね。
そうか、そうか。

どうも、そのあたりの場面転換が私には分からなくて「???」と。
勝手に、王宮の部屋開けちゃいけないのでは?!みたいな。
オフィーリアの部屋が王宮にあるの????みたいな。
大きく勘違い。察し悪すぎ。


頭に しっかりハムレットが入っている人にとっては、すぐに理解できることなのかも
しれません。とほほ。

ポローニアスが、王と王妃に自分の考えを述べるシーン。
オフィーリアの部屋から持ってきたと思しき、ハムレットからの手紙を読み上げ
ハムレットは恋煩いをしているのだ、と。


で、ここからが少しメモが抜けておりまして。
皆が一旦、舞台から去るんだったかな。

ハムレットが、おもちゃの兵隊みたいな格好して登場。
私のメモには「タイコちゃん、きたー」と記載あり。


で、大テーブルの上に乗って行進をしたような。
どのタイミングで、ポローニアスが出てきたのか。
まったく記憶にないのですが。

ポローニアスとの やりとり、有名な「Words, words, words」が
動画の10:02ごろから少し見られます。
この動画では、もうポローニアスの胸元に灰皿がついてますね。
何ゆえ、ハムレットは灰皿を胸元に付けたのか??
言動がおかしいことをポローニアスに印象付けるための一環、ということで
いいのかしら。


そしてポローニアスが去ってから、大テーブルの上で一番有名なセリフ
「To be, or not to be: that is the question」
通常は第三幕のセリフを、第二幕で。
しかも、テーブルの上とは思いませんでした。
動画では10:02ごろから少し見られます。


ポローニアスは、オフィーリアとハムレットが話しているところを盗み見れば
恋煩いかどうかはっきりするだろう、と王と王妃に話をし
オフィーリアには、読書でもしているなら一人でいても怪しまれないだろう、と告げ
王と共に扉の蔭へ潜むのでありました。

しかしオフィーリアは本を読むことはなく、ピアノを弾いていると
そこへハムレット登場。

ポケットに手を入れ、オフィーリアに微笑むカンバーバッチ氏!
ちがった、ハムレット。可愛かったなぁ。
大好きなオフィーリアへ見せる表情、良かったなぁ。


オフィーリアが持ってきた靴箱ほどの大きさの箱には、どうやらハムレットからの
手紙などが入っていたようで、これをお返しします、と言うオフィーリア。

すると、私はプレゼントなどしてない、とか尼寺へ行け、とか。
そう言いながらオフィーリアの手をとり、王とポローニアスが隠れている扉の近くまで
歩いて行くハムレット。
つまり、彼らが盗み見していることを分かっているんだな、と。
(ここで、ハムレット退場??)

ポローニアスが再び現れ、メモを片手に(ハムレットは)恋の悩みだ、と。
オフィーリアは取り乱した様子で、何かを机の上で書いていたけれど。
一体、何を書いたのかは不明。


一応、原作と並行しつつカンバーバッチ氏版『ハムレット』を見ていくと
場面が削られていたり、入れ替わっているんだなぁ、と。
そんな訳で、またまた長くなりましたので続きは後日書く予定です。







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by yui_usakame | 2016-02-14 22:10 | CD・DVD・映画

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