カメがウサギにドンブリ勝負

『安田靫彦』展で購入したもの

東京国立近代美術館で開催中の『安田靫彦』展で
絵はがきを何枚か購入しました。

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左:≪王昭君≫
  
右:≪卑弥呼≫
  茶臼山古墳から出土した4世紀ごろの玉杖を参考にして描いたとか。
  つまり、着物の柄が魚なのも何か深い理由が?!
  いえ、私の個人的意見ですが、可愛いから好きです魚柄。
  この表情も、うっかりは話しかけられない高貴な感じで好きです。
  あとは、後ろに描かれている阿蘇山の描き方も独特で好きです。

  ちなみに、これは九州説に基づいた絵なので後ろの山が阿蘇山だそうで。
  別バージョンでは畿内説に基づいた絵があるそうで。
  検索してみたのですが、これ!という確証が持てませんでした。
  どなたかご存知でしたら教えてくださいませ。


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≪風神雷神図≫

安田靫彦氏曰く、鬼になる前の風神雷神だそうです。
風神様のゴールテープをきった瞬間のようなポーズが可愛らしくて。
同じような構図で『保食神(うけもちのかみ)』という作品があったのですが、
ポーズ的に何か意味合いがあるのかしら。
『保食神』は、こちらのページでご覧いただけます。

と思ったら。

公式ホームページに答えが書いてありました。

>風神の両手を広げたポーズは中央アジアの風神アネモスの図像に
>由来すると指摘されている。

アネモス。初めて知りました。


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≪黄瀬川陣≫ 
こちらは大判の絵はがき。
大判で欲しかったので、嬉しかったです。

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左:≪夢殿≫
右:≪飛鳥の春の額田王≫
こちらの2点は4/19(火)~の展示なので実際には見ていないのですが
ついつい購入してしまいました。


あー。クリアファイルも欲しかったなぁ。
こりゃ、後期展示も見に行くしかないかな、うん。
本展の半券を持って行くとリピーター割引として100円安くなるって
公式ホームページに書いてあったし。




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# by yui_usakame | 2016-04-17 22:12 | 美術展

『安田靫彦』展で見た紹介ビデオ

東京国立近代美術館で開催中の安田靫彦展。

会場に流れていた安田靫彦氏の紹介ビデオをメモってきたので
書き起こしてみました。


**********************************************



平家を迎え撃つ頼朝のもとに馳せ参じた義経。
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運命の再会を果たした瞬間を張りつめた緊迫感の中で
劇的に描き切った画家・安田靫彦。

歴史画の頂点とされる傑作です。


「いい時代を描きたくなる」

歴史上の人物や伝説の場面を描いた安田靫彦の芸術には
高貴な香りと深い精神性が秘められています。

安田靫彦は日本画に何を求めたのでしょうか?


明治17年。
日本橋に生まれた新三郎、のちの安田靫彦は病弱で休みがちだった
小学校を高等科三年で退学。
絵を描くことが何より好きだったことから、画家になる決意をします。

歴史画家・小堀鞆音に入門。
画号”靫彦”を授かって画家へのスタートを切ったのは14歳の時でした。


入門後二年後の作品『遣唐使』。
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前途多難な旅立ちを前に、家族との別れの情感を歴史画には珍しく
名もなき遣唐使を主題に描いています。
16歳、若き安田靫彦から湧き出る新しい試みが感じられます。

院展に出品し、褒状二等となりました。
(最初、褒状が分からず探していたところ東京文化財研究所のホームページで
 安田靫彦について書かれているページを発見。ページはこちらです


院展の指導者 岡倉天心は安田靫彦の才能を認め、奈良へ留学させます。
世界に通用する新しい日本画を目指していた岡倉天心は、古典を見直し
独自の構想で描くことが大切だと考えていたのです。

日本美術の原点、法隆寺金堂壁画。

しなやかな線描、荘厳な構図。
安田靫彦は壁画と向き合い古典が秘めたエッセンスを探ります。

しかし奈良留学は病のため、やむなく途中で帰京することになってしまいます。


伊豆・修善寺の新井旅館。
結核が判明し、安田靫彦が療養した場所です。

今村紫紅や前田清邨、小林古径らと新しい日本画を目指して結成していた紅児会。
仲間が意欲的な作品を発表するのを横目に安田靫彦だけが本格的な製作に
取り掛かれません。
ジレンマが続く四年の養生生活の中で、法隆寺で得た構想を練り続けていました。

体調が回復すると同時に取り掛かった作品『夢殿』。
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法華経の解釈に悩む聖徳太子が夢殿で瞑想に入ると
金色(こんじき)に輝く僧が現れて教えを授けた、という場面です。

幻想的な場面にふさわしい透明な色調と簡略化された描写が
気品に満ちた調和を生み出しています。

写実を基本にしながら、写実にすぎることなく表現する。
その後の画風を決定づける作品となりました。

この頃、安田靫彦の絵に大きな影響を与える人物と出会います。

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木立に包まれて ひっそりと佇む小さな庵。

良寛が住んでいた国上寺(こくじょうじ)の五合庵です。

体調を気遣う安田靫彦には珍しく新妻を連れて旅行をしたところです。
旅行の後に描いた『五合庵の春』。


純真な子供と遊ぶことを晩年のよすがとした良寛。
良寛を訪ねる村の子供二人。
のどかな風景が浄土のように輝いています。

不安な日々に出会い、終生、床の間に飾って手本とした良寛の書。

集めた書は100を超えていました。

(良寛の書を、まずいからいいって思ってる人がいるけれど、本当はそうじゃない、
 といったことを仰ってる安田靫彦氏。ちょっと書ききれませんでした)

人格を表す書の線。
良寛に魅せられて書を始めた安田靫彦に奥深い魅力が加わります。


(ニュース映像が流れてきまして)
昭和15年11月10日。
国をあげて待望の紀元二千六百年式典の佳き日に・・・


太平洋戦争の前年、挙国一致の体制化で紀元二千六百年を祝う
奉祝展覧会が開かれました。

その委員をつとめていた安田靫彦は時局を考え団結をテーマとした
歴史上の物語を描きます。

『黄瀬川陣』
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頼朝のもとに駆け付けた義経。
吾妻鏡の物語を独自の構想に練り直し、人物を兄弟2人に絞った
最小限の構成。


迷いのない美しい線。
透明にして印象的な色彩。

武具や衣装などの徹底した時代考証。
緊張感漲る、兄弟の心理描写。

安田靫彦は積み上げてきた技術を全てつぎ込み
兄弟に待ち受ける対照的な運命を表現したのです。

この作品は、近代日本画史上最高傑作と評価され歴史画家として
不動の地位を得ました。


終戦を迎えて時代の重圧から解放された安田靫彦は、現実にはない
理想の世界を歴史画で描こうとしていきます。

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『飛鳥の春の額田王』です。
19歳の時の訪れ、大切に心にしまってきた飛鳥。

大和三山を背景に、本薬師寺などを配置し情熱的な歌人・額田王と
万葉の理想郷を描きました。


自宅(大磯)の庭に植えて愛でた梅。
その数は40本を超えたと言います。

梅は安田靫彦にとって重要な絵画のモチーフでした。
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複雑な梅の木肌を、あえて平面的に描き、
金地を背景に紅梅を一層際立たせています。


写実を超えた表現で、見る者に梅の香りまでを感じさせる晩年の傑作です。


絵を描くこと一筋に歩んできた安田靫彦。
その徹底ぶりを、いと夫人はこう語っています。

「私が、お父さんの一番大切なものはなんですか?と聞いたら
 『まず命。次に絵。そのほかには何もない』って言うんです。
 それじゃ家の者が可哀そうじゃありませんか、と言いますと
 『それはしょうがない』と、はっきり言いました。
 本気でそう思っていたらしいです」


美しい線、澄んだ色彩、無駄のない構図。
日本美術院の理想を背負って、日本画にゆるぎない形を与えた安田靫彦。

その芸術には私たち日本人を揺り動かす”美の心”が宿っています。




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# by yui_usakame | 2016-04-17 18:38 | 美術展

初めての『シャーロック』公式グッズ

『シャーロック』好きとか言ってながら、

コンプリートBOXも持っていない私です。

SHERLOCK/シャーロック シーズン1-3 コンプリート Blu-ray-BOX

KADOKAWA / 角川書店



全シリーズのBlu-rayは持っていますが、持っているんですが。

英語字幕が見たかったので輸入盤を購入してみたり
(コンプリート版が出るまでは入っていなかったので)
日本版のシリーズ1・2・3をバラで、ちょいちょい買い足しているうちに
huluさんでも英語字幕・日本語字幕・吹替えの3バージョンが見られるようになって。

コンプリート版にしか入っていないというコメンタリーや削除シーンも見たいな、
と思いつつ、3万円というお値段に躊躇し、現在に至る、と。

うむ。

カンバーバッチ氏が好き、とか言っておきながら
たとえ字幕がなくたって、見るぞ!という気合もなく(見てみたい作品はあるのですが)
日本版の円盤があっても、心が凹みそうだから観られない作品とかあって。

常々思っていたけれど、自分はファンとはいえないんじゃないか。
そんなことを日々思っている今日この頃。
いや、そんなに真剣には悩んでいないんですけど。


『シャーロック 忌まわしき花嫁』も公開3週目を迎え
「どうしようかなー、4週目は観に行くつもりだけれど3週目はサボろうかなぁ」と、
やはりファンとは思えぬことを思っていたら


3月3日の夕方に
マグカップ3種を追加!
劇場「SHERLOCK シャーロック」グッズコーナーで順次販売開始!


な、なんですと!新柄!!
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icons可愛い!!これ、欲しいです!!


いや。でも、落ち着いて。

2/19の『忌まわしき花嫁』公開初日の午前中
うんにゃ、午前中という表現では、生ぬるい。
1回目の上映が終わるか終らないかぐらいな勢いで、都内では早々にグッズもろもろ売切!
と言う情報が入ってきたではありませんか。

きっと、そうだ。
今回だって、各所に5個ぐらいしか入ってこないんだよ←完全な妄想。

3/4から発売だから、金曜のうちに売り切れちゃうんだよ。ぐす。


で、夕方にツイッターを見てみると。
まだ新宿にあった、残り少ないけれど、みたいなツイートを見かけ。

もしかしたら。
もしかしたら、残っているかもしれない。


乗り換えもあって、少々行くのが億劫だけれども。
前回のグッズも、都内よりは長く売り切れにならなかった
あの場所ならば......


ということで。
昨日の土曜日の朝、映画館へ電話しまして。
「シャーロックの、ま、マグカップはありますか!!」と。

「はい、ございます」

「しゅ、種類は、その3種類残ってますか?」

「種類、ですか?......はい、再入荷したばかりなので3種類とも大丈夫です」


やったーーー!これは期待できる。

電話した時、ちょうどその映画館で『忌まわしき花嫁』の上映が開始された
時間でして。
つまり、どなたか上映前に購入したかもしれないけれど、まだ残っているってことで。
次の『花嫁』上映は夕方だから、今からマグカップだけ買いに行く人は少ないから
今すぐ行けば残っている可能性大!!

いや、待てよ。
自分ですら、マグカップのためだけに遠くの映画館へ行こうとしてるんだし。
正真正銘のファンの人たちは、もう購入に向かっているのでは?!
せっかく行ったのに、ないのでは?!

そんな妄想と闘いながら。

ありました、ありました。
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マグカップ3種類の他に、ポスター各種、Tシャツ2種類、そしてマフラー。
事前に流れていた情報とは別の柄のマフラーが。

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Source : I AM SHERLOCKED Knitted Scarf
Official BBC Licensed Sherlock Scarf



手に取ったり、戻したり。手に取って裏を見て、戻したり。
悩んだんですが。
なにしろ、いっぱい巻き物(スカーフ類)持ってるのに使いこなせてないし
おそらく勿体なくて使わないだろうから。
スカーフに可哀そうだから、と置いてきました。

が、今になっても迷ってみたり。
マグカップのdarkも良かったなぁ、とか。

来週の土曜日は、またこの映画館にきて花嫁観て、万が一マグカップが
あったら購入しようかな。
いや、さすがに売り切れるだろうな、とまたも妄想。


ちなみにグッズ販売劇場リストは、こちらです。








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# by yui_usakame | 2016-03-06 17:37 | -『シャーロック』

『シャーロック 忌まわしき花嫁』 を2回観て思ったこと

イギリスで放映されてから、約1か月半。

ついに日本でも観られることになりました『シャーロック』のスペシャル。


他国では、劇場でも公開される、という情報も知り、果たして日本でも
公開されるんだろうか!とドキドキハラハラし

日本でも公開決定!の情報がでたときの嬉しさ。

公式ホームページができた!!と思ったら、しばらく何も情報がなく
これまたドキドキハラハラし

ムビチケが発売になる!
グッズの販売が決まった!
シネマイレージカードにシャーロック版がでる!

なんと!
4週連続、しかも週替わりの数量限定プレゼントとな!!!
すごい豪華だ。

ようやく、ようやく、各映画館の日程も出た。


そして、公開の数日前に広まった残念なお知らせ。

公式ホームページによりますと

>■パンフレットについて

>諸般の都合により、本作のパンフレットは制作しておらず、
>販売はございません。
>何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。


あ......そうなのか。パンフレットはないのね。
う、うむ、残念だけど大人の事情みたいだから仕方ない。


ま、そんなこんなで。

公開初日と、221の日(2/21)に『シャーロック』をみた、今の時点での
感想を書きたいと思います。

無駄に長いし、結論ないし、まだ調べきってないという。
ツイッターやブログには、今回のスペシャルに関する様々な感想や
深い深い考察が溢れており。

自分が書いたところで、という気持ちもありつつ、まぁ、書いてみました。


以下、盛大にネタバレありです。『シャーロック 忌まわしき花嫁』を未見の方は
ご注意くださいませ!!




************************************************************




まずは、1回目を観た感想から。


この初回を観る前の、異常な緊張感ときたら......

映画館に、これほど緊張して入ったことがあるだろうか?!
いや、今後もない気がする、というぐらい緊張していました。

その緊張の正体は、果たして作品を好きになれるだろうか?という不安な気持ち。


シリーズ3を好きな方には申し訳ないのですが

個人的にはシリーズ3の世界にドップリは入り込めなくて。
好きなシーンやセリフはあるけれど、と。

だからといって、シリーズ3を好きな方をうんぬう言うつもりは勿論なくて。
むしろ、製作者たちが「これ、面白いでしょ!」って作ったものを
ストレートに「面白い!」って受け取れて羨ましいというか。

私の場合、どうにもこうにもシャーロックの立場が可哀そうに見えて仕方なくて
あと、原作では、こうゆう苦悩シーンはないよなぁ、と。
事件や退屈さに悩まされることはあっても、うーん。


なので、スペシャルと言えど今後のシャーロックの方向性も見えてくる部分も、
もしかしたらあるのかな、と。
ちらほら公開されてきたヴィクトリア朝のセットも衣装も素敵だけれど、果たして
物語に入り込めるかな、という不安がいっぱいでした。


杞憂でした!シャーロックって面白い!!って最初に見たときの、
あのワクワクを思い出しました。
だからと言って、シリーズ4がどうなるか分かるわけもなく、
私が好きなシリーズになるかは全く別な話ですが。

うん、でも映画館で観られて良かった!と。
またシリーズ1から見直さなきゃ!


という感じでした。


異常な緊張のあとの、異常な興奮。

あの原作の名セリフを、カンバーバッチ氏演じるシャーロックが言うなんて!!
しかも、シャーロックとワトソンの初めて会ったシーンが再現されるなんて!!
現代版では、シャーロックがワトソンと同居(!)を決めた理由は語られてないと
思うのですが、
今回のスペシャルでは少なくともジョンの”反射神経の良さ”と”話をさえぎられてもOK”
というところが気に入ったんだな、ということが判明。
(興奮で、ワトソンとジョンが入り乱れております)


美しかった。
ガウン姿のシャーロックが、とにかく美しかった。
相変わらず、部屋のセットも素敵だった。壁紙美しかった。

現代版シャーロックの くるくるした髪型が好きな方が多いですが
私自身は、カンバーバッチ氏のペタっとした髪型大好きなんです。
(もっと他に言いようがあるだろうに...)

ゆえに、『スタートレック・イントゥ・ダークネス』の時のカンバーバッチさんも
大好きでして。

ま、それはさておき。


興奮も少しおさまってきて、ふと、あれ?と。
展開が一筋縄ではいかないので、あれ?あれって、あれ?みたいなことが
ようやく私の頭の中に浮かんできたのです。

予告では、ヴィクトリア朝のシーンのみ使われており。
シリーズ3の『最後の誓い』と、今回のスペシャルが繋がっていることは
まったく分からない訳で。

まぁ、そうですよね。ゲイティス氏とモファット氏が、単純にヴィクトリア朝だけの作品を
作る訳はないんですが。


果たしてあれは、現実のシーンなのか?それとも、マインドパレスなのか?
というか、私の思っていたマインドパレスと違うことになっているんだけれど
私の認識が間違っていたんだろうか?

はて、あれはマインドパレスの中で起きていたことではなくて
1895年にいたら、自分がどう解決するだろうかというシャーロックの想像の
中での話なんだろうか。

だから勝手にジョンが推理しちゃったり、結婚について聞いてきたり
してきたんだろうか??

いやぁ、それにしても、あの花嫁を待ち伏せするシーン可愛かったなぁ。
ジョンの質問に飽き飽きしたシャーロックが
「拳銃をくれ、すぐ使いたい」だの「早く幽霊に襲われたい」とか口走るシーン。
早く、また映画館で観たい←禁断症状。

そして、2回めを観た私の感想。
これがまた、長いんだ。


公式ホームページには、モファットさんからの言葉が紹介されています。
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映画を観るまで、あまり公式ホームページを見ないようにしていたので
今、しみじみこれを読んでみたら、いや、儚くはないのでは?!と一人で
ツッコミ入れてしまいました。

私としては、シリーズ3の立派な続きだと思うのですが、
皆さんはどう思われたでしょうか?


どなただったか、”この作品は、シリーズ3.5”という表現をされていて
なるほどな!と勝手に納得。


今回はヴィクトリア朝だ!わーい!という部分で盛り上がりつつ。
花嫁事件の謎解きに夢中になりつつ、でも、それはモリアーティが“戻ってきた"ことに対する
謎解きのためのマインドパレス内のことだったんだよな、とようやく冷静に見ることが
できまして。


死人が生き返るという点で、忌まわしき花嫁事件とモリアーティの復活の件は
類似しているけれど。
でも、やはり”結婚”ということに対するシャーロックの引っ掛かりみたいなものを
感じてしまって。
ジャニーンまで出てきたし。
彼女に対する申し訳なさなのか、未練??なのかは分かりませんが。


現実に見えて、実は現実じゃなかった墓場のシーン。
ジョンが、「メアリーを連れて帰る」を「メアリーが僕を連れて帰る」と言い直したのだって、
シャーロックは、結婚によってジョンをメアリーに取られたって感じてるのかな、と受け取れて
しまって。


あとは、すごくジョンのブログに書かれているシャーロック像というものを意識してるのかな、と。
マインドパレスの中で、小説の中のシャーロックがどーの、とか、
あれは君自身の言ったことではない、とかジョンに言われたり。

シャーロック自身も、あれは自分で言ったことではない、とか。

でも、ジョンの目を通した自分は賢く見えるみたいなこと言ってて、
やだ、もうこの子、ジョンさん頼りにしすぎ。ううう
なのに、ジョンさん、あなたって人はシャーロック置いてくのね!
いや、置いてったわよね!みたいな。

極度な緊張、極度な興奮、のあとに極度の落ち込み。
シリーズ3に感じた、胸のあたりが重たくなるような感じに再び襲われるというか。



マインドパレスの概念が、ちょっと、いや、かなり掴めなくなってはいるけれど。

私の思っていたマインドパレスは、『バスカヴィルの犬(ハウンド)』や、
今回の瞑想シーンで出てきたような、バラバラの情報を組み立てるイメージだったんです。

『最後の誓い』にでてくる恐喝王・マグヌセンのマインドパレスも、単なるモノとして情報を
部屋(マインドパレス)に置いている感じが。


でも、今回のスペシャルでは一連の物語のようになっていましたよね??
あ、でも『三の兆候』では法廷のような場所で犯人と接触のあった女性たちと
会話する(実際はパソコンでチャットしてた?)シーンがありましたものねぇ。
あれは、単なる情報のマインドパレス→動くマインドパレス(???)という
進化の過程だったのかしら。ぶつぶつ

今回は、シャーロックが周囲をどう見ているのか?というのが垣間見えるような
内容だったような。
そうだとすると、それは記憶術ではないよなぁ。
自分の思考が入ってしまってるものなぁ。

マイクロフトが「マインドパレスは記憶術だ。できることと、できないことがある」って
言ってたから。

この、一連の物語のようなものはシャーロックオリジナル(??)というか
進化させたマインドパレスなんだろうか。


マインドパレスの中で、原作をより大袈裟にしたようなマイクロフトがシャーロックに向かって
「お前は感情に流される」って。

シャーロックは、マインドパレスにまで自分の感情を持ち込んで、
入り込みすぎて(深く潜り過ぎて)しまっているんだろうか?
そこに囚われすぎて、もう一歩で二度と出られない状況まで追い込まれていたんだろうか。
そのシーンがライヘンバッハなんだろうか。


シャーロックが追い込まれると、いつもマインドパレス内にモリアーティが出てきて。
前回は、余計なことを言わなければシャーロックが死んだのに
今回は、ジョンに滝つぼに落とされるし。

ここの解釈も難しくて。このジョンは、シャーロックの考えるジョンであって、
でも、「いつからジョンと呼んでいるんだ?」あたりのやりとりが、どーも腑に落ちなくて。
頭よくなりたい...

「お前たち気持ち悪い。駆け落ちでもしろ!」みたいなこと言って
滝つぼに落とされたモリアーティは、ちょっと可愛かった。


そして、本編終了後の特典映像2
「シャーロック製作の裏側~主要キャスト・スタッフとともに」(約16分)

この時のアンドリュー・スコット氏(モリアーティ役)も可愛かった。

こうやったら、恐いだろうと思って、と考えたセリフを言うシーンでは
バッチリカメラ目線なのに。

最後の「おやすみ」(だったかな?)と言うシーンで、どのカメラに言うべきか
キョロキョロしてるスコット氏、最高に可愛かった。くっ。



とまぁ、結局シャーロックは、ジョンや結婚というものに対し、
また世間の評判というものに対し、どう決着をつけたんだろう??と。
決着を完全につけた訳ではないけれど、ある程度自分の中で落とし込めたのかな、とか。


そもそも、ジョンが「君は世間に必要とされている」なんて教えなければ、
世間の目(ブログに書かれている自分像も含め)を気にしないで済んだかもしれないのに。
ジョンに八つ当たり。ごめんなさい。


いや、ジョンはシャーロックに自分自身を大切にして欲しい。
傘兄から植え付けられてる、自分は賢くないとか、思いやりは有益ではないなどなどの概念から
解放してあげたい、という気持ちなんだと思うんですが。←いきなりフォロー


いやいや、傘兄だって可愛い弟を守ろうとしてのことだとは思うんですけど。
弟が傷つかないように、と先手を打ってくれたんだと思うんですが。←またまたフォロー


で、なんでしたっけ?

あ、そうそう。

私が極度に興奮した後に、極度に落ち込んだのは、この作品が結局は
シャーロックの幸せを暗示させてくれなかった、シャーロックの弱い部分が
これでもか、と見せつけられたことが理由なのかもしれない、と。
現代版ならではの、シャーロックといえども、の部分なのかもしれないのですが。
うーん、シリーズ1と2との差が。シャーロックの気持ちの寒暖差が激しくて。


最後は自分の力でマインドパレスの深みから抜け出せた、という自信をシャーロックが持ち
次へ向かっていく気力が湧いてきた、という感じなんでしょうか。
早く春よ来い。

はぁ。

分からない。

自分の書きたいことも、シャーロックの気持ちも。

ただ、シリーズ4への期待もありつつ、やはり不安も多々ある、ということなんだな、と。
はてさて、シリーズ4が公開される頃には何を思うのでしょうか。

当分先の話を心配しても仕方ないですが......


長々とお読みいただき、ありがとうございました。

自分の理解力、読解力、語学力がないせいで、盛大に勘違いしているかもしれません。
また、思ったことや訂正があったら、追記していきたいと思います。


それにしても、たかがドラマ。されどドラマ。
こんなにも長々と文章を書かせてしまう魅力を持った『シャーロック』。
恐るべし。






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# by yui_usakame | 2016-02-24 00:00 | -『シャーロック』

ねこ かぶってます、じゃなくて、しょってます

皆さま、”南木曽ねこ”をご存知でしょうか?

南木曽町観光協会公式ホームページに紹介されております。

>「ねこ」は、信州・南木曽町に昔から伝わる防寒着です。

~中略~

>「ねこ」の名前の由来は、「ねんねこ半纏から」、「作業している姿が猫背だから」、
>「猫のように温かい」など諸説あります。


形状としては、袖なしの半纏。
なんですが、厚みは半纏ほど厚くはなくて。
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ご近所の方が、作ってくださいました!

ハンガーにかけてしまうと、下の部分が反ってるように見えますが
実際に着ると普通にストンと。体に沿うようにできています。

薄いので、正直、本当に申し訳ないのですが、温かいのかなぁ、なんて
半信半疑だったのですが。


ごめんなさい。


ほんわ~か温かいんです。
なぜ、こんなに?!と思うのですが。腰までカバーしてくれるし。
軽いので、着ていることを忘れて外出しそうになったり。

もう、毎日のように”ねこ”しょってる今日この頃です。







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# by yui_usakame | 2016-02-15 21:02 |

NTライブ『ハムレット』③

NTライブ『ハムレット』について。

2回書いても、まだ第一幕が終わっていないという。
一体、どうなるんでしょう。



さて、まぁ続きをば。
映画館の暗闇で書いたメモが頼りなので、その解読ができない部分は
記憶をたどって書いております。
間違いがある可能性がありますので、その際はご指摘ただけると助かります。



※ NTライブ『ハムレット』の内容について触れています。
  まだ未見の方は、ご注意ください!






***************************************************




ハムレットが父の亡霊に復讐を頼まれた、と。
で、その時にノートに書きこむハムレット、と。

実際にノートへ書きこむハムレットという演出について
この本で面白いことが書かれていました。

「もの」で読む入門シェイクスピア (ちくま文庫)

松岡 和子 / 筑摩書房



要約しますと
最近、実際にノートへ書くという演出をすることは珍しい、と。
ハムレットのセリフに「記憶の手帳」というのがあり、その後にでてくる手帳という
台詞も、この「記憶の手帳」と解釈され、実際には書かない芝居の方が多い、と。

ただ、ト書きには「書く」とあるのでシェイクスピア自身は実際に書きとめさせたかったのでは
ないだろうか、と。

ほほー。そうでしたか。
オフィーリアの父・ポローニアスがノートに書きこむことはト書きに書いてあるんだろうか。
それとも、今回の『ハムレット』限定の芝居なんだろうか???


ま、それはさておき。

ハムレットは、友人ホレイショーと、他2名の兵士たちに
あの亡霊は本物だった、と。そして、今宵みたことは他言しないと剣に誓え、と。
すると地下から「すうぇあ~(誓え~)」という亡霊の声。


場所をかえて、何回も友人たちに誓わせるハムレット。
見えない亡霊に向かって笑いながら
「いいぞ、モグラ先生。素早く動けるんだな」みたいなハムレットのセリフも。


そして、これから自分がおかしな言動をとったりしても余計なことを
言わないように頼んだところで舞台の端にあった大きな箱を抱え
中央に持ってくるハムレット。



この動画の17:05ぐらいに、少々この場面が映っておりました。
箱の中から、インディアンの羽飾りのようなものを出してかぶってみたり
登場したオフィーリアを抱きしめたり、何かを言ってる様子。(セリフはなし)

彼女から上着を着せてもらい、どこかへ行ってしまうハムレット。


オフィーリアからハムレットの様子がおかしい、と聞いた父。
これは娘への恋煩いに違いない、と。

部下2名が2階へ駆け上がると、1つの部屋のドアを開け放ち
その部屋の中で盛大に紙を撒き散らす(ハムレットからの手紙を探している)
というシーンに。

今ごろ分かったのですが。
つまりここはオフィーリアたちの家という設定だったのですね。
そうか、そうか。

どうも、そのあたりの場面転換が私には分からなくて「???」と。
勝手に、王宮の部屋開けちゃいけないのでは?!みたいな。
オフィーリアの部屋が王宮にあるの????みたいな。
大きく勘違い。察し悪すぎ。


頭に しっかりハムレットが入っている人にとっては、すぐに理解できることなのかも
しれません。とほほ。

ポローニアスが、王と王妃に自分の考えを述べるシーン。
オフィーリアの部屋から持ってきたと思しき、ハムレットからの手紙を読み上げ
ハムレットは恋煩いをしているのだ、と。


で、ここからが少しメモが抜けておりまして。
皆が一旦、舞台から去るんだったかな。

ハムレットが、おもちゃの兵隊みたいな格好して登場。
私のメモには「タイコちゃん、きたー」と記載あり。


で、大テーブルの上に乗って行進をしたような。
どのタイミングで、ポローニアスが出てきたのか。
まったく記憶にないのですが。

ポローニアスとの やりとり、有名な「Words, words, words」が
動画の10:02ごろから少し見られます。
この動画では、もうポローニアスの胸元に灰皿がついてますね。
何ゆえ、ハムレットは灰皿を胸元に付けたのか??
言動がおかしいことをポローニアスに印象付けるための一環、ということで
いいのかしら。


そしてポローニアスが去ってから、大テーブルの上で一番有名なセリフ
「To be, or not to be: that is the question」
通常は第三幕のセリフを、第二幕で。
しかも、テーブルの上とは思いませんでした。
動画では10:02ごろから少し見られます。


ポローニアスは、オフィーリアとハムレットが話しているところを盗み見れば
恋煩いかどうかはっきりするだろう、と王と王妃に話をし
オフィーリアには、読書でもしているなら一人でいても怪しまれないだろう、と告げ
王と共に扉の蔭へ潜むのでありました。

しかしオフィーリアは本を読むことはなく、ピアノを弾いていると
そこへハムレット登場。

ポケットに手を入れ、オフィーリアに微笑むカンバーバッチ氏!
ちがった、ハムレット。可愛かったなぁ。
大好きなオフィーリアへ見せる表情、良かったなぁ。


オフィーリアが持ってきた靴箱ほどの大きさの箱には、どうやらハムレットからの
手紙などが入っていたようで、これをお返しします、と言うオフィーリア。

すると、私はプレゼントなどしてない、とか尼寺へ行け、とか。
そう言いながらオフィーリアの手をとり、王とポローニアスが隠れている扉の近くまで
歩いて行くハムレット。
つまり、彼らが盗み見していることを分かっているんだな、と。
(ここで、ハムレット退場??)

ポローニアスが再び現れ、メモを片手に(ハムレットは)恋の悩みだ、と。
オフィーリアは取り乱した様子で、何かを机の上で書いていたけれど。
一体、何を書いたのかは不明。


一応、原作と並行しつつカンバーバッチ氏版『ハムレット』を見ていくと
場面が削られていたり、入れ替わっているんだなぁ、と。
そんな訳で、またまた長くなりましたので続きは後日書く予定です。







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# by yui_usakame | 2016-02-14 22:10 | CD・DVD・映画

ブックカバーが愉しい

探し物をしている最中に見つけたのが
ブックカバーデザイン無料配布サイト Book Style

国旗、動物モチーフ、植物モチーフ、コラージュなどなどありまして。
古洋書風から、No.097というのを印字してみました。


ついでに、はずれにくいブックカバーのかけ方も備忘録として書いておこう。
いっつも忘れてしまって、途方に暮れるものですから・・・

d0075206_17222842.jpg

文庫本の高さになるよう、上下の紙を折ります。
d0075206_17224650.jpg

このブックカバーには背の部分に文字が印刷されていたので
それが綺麗に背表紙の真ん中へくるようにセットしまして。

次は、紙を開いて切込みをいれていきます。
本の厚み+1cmぐらいのところをめがけ、台形に切込みを入れまして
紙を内側に折り込みます。
d0075206_1723654.jpg


本を紙の上に置き、左右の紙を内側へ折ります。
d0075206_17404967.jpg


次の工程が、いつも私が迷う部分なのですが...
本をブックカバーからはずして
d0075206_1811316.jpg

紙を下へ潜らすようにする、とでも表現したらいいのでしょうか。
これを4箇所繰り返します。

d0075206_1827779.jpg

さて、無事に完成できましたでしょうか?!

これ、動画だったら簡単に説明できるんでしょうね。ほほほ。







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# by yui_usakame | 2016-02-14 20:09 | つぶや記

NTライブ 『ハムレット』②

NTライブ『ハムレット』①は、こちらです

登場する俳優さんや、『ハムレット』で私が意外な人物を好きだったことに
気付いてしまったことをだらだら書いております。

今回は、はて、どんな内容になりますか......


※ ここからはNTライブ『ハムレット』の内容に触れますので、未見の方は
  ご注意くださいませ!!





****************************************************





原作を読んでから映画を観たので(といっても、読み込むほどではないのですが)
冒頭で、いきなりハムレットが出てきたのに驚きました。

d0075206_16382879.jpg


『Nature Boy』という曲のレコードをかけるハムレット。
父との思い出の曲なのか、歌詞が父を思い出させるのか??




There was a boy
A very strange, enchanted boy
They say he wandered very far
Very far, over land and sea
A little shy and sad of eye
But very wise was he

And then one day,
One magic day he passed my way
While we spoke of many things
Fools and Kings
This he said to me

"The greatest thing you'll ever learn
Is just to love and be loved in return".



話が、いつものように脱線しますけれど。


ちょっと不思議なんです、この舞台の年代設定が。


最初にハムレットのポスターが出てきた時は
d0075206_17115187.jpg

カンバーバッチ氏は、こうゆう古風な衣装がとても似合うから
楽しみだな~なんて勝手に1人で盛り上がっていたものの。

いざ、舞台衣装の写真がでてきたら

d0075206_17144288.jpg

舞台稽古中の写真かと。
てっきり私服かと。

これが本物の衣装だと分かったときの驚きというか。


で、そうそうレコード。
CDではなくレコードの時代で、
(現在でもレコードを愛用していらっしゃる方は多いと思いますが)

ハムレットはジャージ&スニーカーの時もあって。
王と王妃の衣装も、普段は背広とワンピース姿ですし。


一体、どれぐらいの時代をイメージしているんだろうか。
完全に現代ではないのは、小道具の黒電話(正確には赤電話と緑電話)からも
うかがえますし。



以前、ご紹介した動画の18:52ぐらいに、この電話が見えます。                           どうゆう意図があったのかなぁ、と思ってみたり。

で。

ハムレットの登場シーンから驚いたし、
原作ではハムレットじゃない人が言っているセリフをハムレットが言ってるし、
出てきたハムレットの友人はリュック背負って、刺青してるし。
私が読んだ『ハムレット』は、間違えていたんだろうかと、別人の作品だったのか?!
と、ちょっと混乱。


大広間へ来るように言われ、木箱から父親の物と思われる上着を取る
ハムレット。
この時、ちょっと上着の香りをかいでいるというか、顔をうずめるような感じ。
ここが好きでした。
気持ち、分かるなぁ。

懐かしき人の香りを、いつまでも記憶に留めていたいという感じで。
その上着を着て、母と叔父(父の弟)の披露宴へ向かうハムレット。


そして、舞台は大広間へとセットチェンジされ大テーブル登場。

叔父と母の披露宴が進行する中、途中からハムレットが自分の世界に入り込み、
周囲がスローモーションで動いてく。
周囲の時間の流れと、ハムレットの時間の流れの違いが表現されているようで
興味深かったです。


あんなにも父から愛され、大切にされてきたというのに、何故こんなにも早く
再婚するのかというハムレットの怒り、悲しみ。
しかも、その相手が父とは天と地ほどの違いのある叔父と!


テーブルの向こう側にいたはずが、軽やかにテーブルの上に飛び乗り、
観客席の方へ降りてくるハムレット。
テーブルの上には燃えるキャンドルや、お皿などが置いてあるというのに
よくまぁ倒したり、踏んだりしないものだと感心(感心すべきは、そこじゃない)


それにしても、夫を亡くした王妃を数か月で口説いた叔父の凄腕。
一体、何と言ったんだろうか。(そこは筋とは関係ない)

披露宴のシーンは、前述の動画の7:42あたりで少し紹介されています。


披露宴のシーンが終わり、大テーブルが片付けられつつ
同時進行でオフィーリアと兄の会話が始まります。

テーブルが舞台裏へ引っ込むと、1つ杯のようなものが床に落ちてまして。
拾い忘れたのかと、思ったのですが。
それをオフィーリアが自分のカメラで撮影するシーンが。

なるほど、オフィーリアは写真を撮るのが好きという設定なのか、と。

ところで、ここの場面はACT I SCENE III A room in Polonius' house.
つまり、大広間ではなくオフィーリアたちの住んでる家ってことなのですね。
他のハムレットの舞台を観たことがないので、大広間からオフィーリアたちの家の
場面転換をどう表現しているのか分からないのですが

今回のハムレットは面白い場面のつなぎ方をしているなぁ、と思いました。


で、旅立つ前の兄が妹を諭すシーン。
ハムレットがお前に思いを寄せているようだが信じてはいけない、と。
たとえ本心であろうと、彼の立場ではお前を娶ることは難しいだろう、と。

で妹は兄に「歓楽の桜草の道」を歩まないように、と言い返す場面が。
桜草には、そんな花言葉があるんだろうか??と思いまして。

原文は
Himself the primrose path of dalliance treads,
And recks not his own rede.

あ、原文はコチラを参照しております。


で、困ったときはWikipedia。
サクラソウの項目に、花言葉の欄がありまして

>イギリスでは弔花あるいは棺を飾る花であり、春先に咲くことや、
>薄幸やはかなさとの連想などから花言葉も「青春」あるいは「若者」。
>また若さにまかせた享楽的生活を比喩的に「サクラソウの道(primrose path)」という。

あっけなく、解決。

ところで桜草って、primroseとprimulaと両方あるけれど、この使い分けは一体??
いや、もう進まないから、これはいつか。


すると、兄妹の父親ポローニアス登場。
旅立つ息子へと、注意事項を告げるのです。
喧嘩に巻き込まれないように、でも巻き込まれたらトコトンやれ、みたいな。

このシーンで、ポローニアスは胸元から小さなノートを出して息子への言葉を
読みあげていたような??


夜になり、亡霊の存在を確かめようとハムレットが登場。
この時、一人でとても寒そうにしていたハムレット。
なんだろう、他の人が「そうですね」とか応えた記憶がないからかな。
原作では

HAMLET The air bites shrewdly; it is very cold.
HORATIO It is a nipping and an eager air.

ちゃんと友人ホレイショーが答えているので。
うん、私の記憶が欠落しているのかと。

自分の父親の霊かもしれないものと対面する前の、ハムレットの
寒気のようにも勝手に感じてみたり。


そして、亡霊登場。

ちょ、ちょっと怖かったです。
まぁ、亡霊なので。普通の格好で現れてもおかしいけれど。
d0075206_12544179.jpg

もう1回亡霊として登場した後は、墓掘り人として登場。


ハムレットが「神のごとき父も」と言っていたけれど。
懺悔する間もなく死んでしまうと、いかに生前立派でも、あちらで恐ろしい目に
あうんでありましょうか??しかも、殺害されたのに?!
当時の宗教観について、100分で名著のテキストに触れられていたので
読み返さないと・・・                                                                        

父の亡霊に復讐を頼まれ
恋の思いよりも早い翼をつけ復讐します、みたいなセリフを言うハムレット。
今、自分の人生で一番大切なものを復讐に定めたのか、と。

で、父(の亡霊)は自分の弟に復讐せよ、と息子にいうものの
お前の心は汚すな
王妃(ハムレットの母)には復讐ではなく、本人の良心の呵責に任せろ的なことを
いうのであります。

息子に、自分の弟の殺害を依頼しつつ、心を汚すな。

うむー?????
弟は殺されても当然な存在だが、王妃はそこまでするほどの罪ではない、
ということ???

そして、いつの間にか舞台の床には穴があいており、
地下へと続く階段をおりて姿を消す亡霊。

うむうむ、なるほど。
ここで普通に姿を消しては亡霊っぽくない。
ここの演出、好きだなぁ。

                
そして、父に言われたことを書きとめるハムレット。
小さなノートを取り出し、何かを書きとめます。

この書きとめる、という行為について面白い本がありましたので
また後日。


いや、それにしても。
ハムレットについて、あと何回続くんだろう。

                                             
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     
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# by yui_usakame | 2016-02-14 13:17

NTライブ 『ハムレット』

NTライブ2016 最初の作品『ハムレット』。

その冒頭で流れたのは、こちらのインタビューの短縮バージョンだったのかしら。

※ 『ハムレット』本編の映像が流れますので、未見の方はご注意を!!



英語の出来ない私には、何を仰ってるのか残念ながらキッパリサッパリ
分からないのですが。表情が。カンバーバッチ氏の表情が。
とても表情が豊かだし、可愛い表情も見られて嬉しいです。

このロングインタビューと、本編がDVDで発売されたら購入したいなぁ。
NTライブって、今のところDVD化の予定はないんでしょうかねぇ。

NTライブ・イギリスのホームページはコチラに。

という訳で、暗闇でメモしつつNTライブ『ハムレット』を観た感想を。
感想というか、いつも通りの単なる妄想の羅列というか。




*** ここから先は、映画本編について書きますので未見の方はご注意ください ***






まずは登場人物のご紹介。
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帰宅し、映画の日本版パンフレットを読んでいてビックリ!
ハムレットの義父・クローディアス役のキーラン・ハインズ氏。
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映画『裏切りのサーカス』でロイ・ブランド役を演じた方でした。

言われてみれば、そうなのですが。
まーーーったく気づいてなかったという。髭がねぇ、あったからねぇ。
(と、髭のせいにする)


ハムレットの実父(兼 墓掘り人役)の方は、『フランケンシュタイン』でも
カンバーバッチ氏と共演されたカール・ジョンソンさんだというのは噂で
聞いておりました。
墓掘り人役の時、あの体のペインティングをしたままなんだろうか、とか
変なことを考えておりました。
いや、身体には直接描いてないのかしら。ぶつぶつ
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それにしても、骨を持って歌うわ、シャレコウベを2つほど投げ飛ばすわ
実父役との差が!!
1人2役にしたのは、何か意図があったのでしょうか??


あと、ハムレットの友人・ローゼンクランツを演じたのは
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昨年末にNHKで放映されたドラマ『トミーとタペンス』にも出演されていた
マシュー・スティア氏。
この方は、髪型ですぐ分かりました。


NTライブ『ハムレット』のホームページには、リハーサル風景の
写真が掲載されているのですが

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この、オンとオフの温度差が何とも言えず好きです。

今回の『ハムレット』で、このクローディアスが私の中で一番好きかもしれません。
主人公の憎き敵ながら、どんな手を使ってでも生き残ろうとする、
自分の思うように道を作ろうとする感じが。

このシーンも好きでした。
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彼の中に渦巻く、どす黒いものが吹き荒れている感じがして。
量が半端なかったですよね。

クローディアスの「悲しみは単独ではなく、大群で押し寄せる」みたいなセリフも
私の心に残りまして
過去にそうゆう体験をしたことがあるからこそでるセリフなんじゃないだろうか
とか妄想。

冒頭でハムレットに対して「お前が跡継ぎだ」みたいな発言をするのも
別にハムレットを愛してるからではなくて、
ハムレットが生きがいの母親・ガートルードが自分の生きがいだから、
ということなんだろうな、とか。

出来の良すぎる兄を持った弟のやるせなさ、いつか見返してやるという
思いが、兄を毒殺し、兄の最愛の妻を得ることで愛も権力も手に入れて。
手放したくないよね、うんうん、と勝手に思いを共有。


だから、レアティーズとハムレットを殺そうという算段を立ててるところも
すごく念を入れていて、どれだけあなたハムレットが邪魔なんですか、と。
しかも、自分で手を汚さず殺そうとする。恐るべし。

「父親を本当に大切に思っていたのか。それとも悲しみは化粧で
本心は別なのか」というような言葉でレアティーズの憎しみを上手く誘導し
決闘に持ち込ませたり、

剣の先を細工したり、喉が渇くだろうから毒入りの飲み物を用意しておこう
だなんて、よくまぁ、悪知恵が働きますね、と。
実の兄を殺害するときも、色々と手を考えていたんでしょうかねぇ。


でも、レアティーズも「じゃあ剣先に毒を塗っておきましょう」みたいに
ノリノリだったけど。
なんだろう、この正々堂々じゃない感じ。
決闘というと、騎士道精神にのっとってみたいな勝手なイメージが私の中に
あるのですが。
決闘というのは名ばかりで復讐がメインだから??



と、長くなってまいりましたので一旦ここで終了しようと
思います。
服装のこと、舞台装置のこと、もちろんハムレットのことも
書きたいと思いつつ。

なかなか、うまく絡めて書けずに時間だけが進んでいく
今日この頃です。
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# by yui_usakame | 2016-02-03 22:47 | CD・DVD・映画

ドリパスでベネレット

昨年11月に記事を書いていたものの。
途中で放置していた、こちらの記事。

もったいないので(!)公開しておこうと思います。


*********************************************************


ドリパスってご存知でしょうか?

ドリームパスポート、略してドリパス。

私がこのサービスを知ったのは、カンバーバッチ氏の舞台『ハムレット』を
映画化した作品が、このドリパスというシステムで見られるかもしれない、
という情報を得たからなのでした。


ドリパスを知らなかった私は、
「ドリパス??一体全体どんな仕組みなんだろうか???」と。


ドリパスとは観たい映画をリクエストしておいて、その作品がランキング上位に
なればチケットの販売が始まり。
販売枚数に達することができたら、晴れて映画の上映が正式決定し映画館で
その作品を観ることができる、というサービスらしいです。



今回の『ハムレット』の募集条件を読んでみると、一夜限り。
しかもしかも、字幕なし。
日本語字幕だけでなく、英語の字幕もなし。

お値段3,500円(プラス手数料)。

英語が全く分からない私が、果たして行ってよいのだろうか?
『ハムレット』も本を購入したまま、数十ページしか読んでないのに......

確かテキスト購入し、番組も録画してあるのに見ちゃいないものがあったような。
そうそう、100分 de 名著。

シェイクスピア『ハムレット』 2014年12月 (100分 de 名著)

NHK出版



2014年12月!!
そうそう、カンバーバッチ氏がハムレットを演じられる、ということで。
イギリスの劇場でみることは叶わないけれど、せめてハムレットを読んでおこう、という
そんな勢いで購入した気がします。



いや!でも!!

カンバーバッチ氏のためにも(??)、この上映は実現して欲しい!!
来年早々には、日本語字幕付きの上映も予定されているという噂を
うっすら聞いたけれど。


けれど、日本でやってみようと企画してくれた方々のためにも(???)
「お、日本でもこんなに観たい人がいるんだな」と分かってもらうためにも
参加してみたい!!

という訳のわからない想いにかられまして。
申し込むだけ申し込んでみました。


都内で用意された場所は、新宿・六本木・日本橋・渋谷。
それぞれの映画館で募集期間中に100名以上のエントリーが集まったら
上映決定とのこと。

果たして、確実に上映されそうな場所はどこだろうか??

いや、それより。

>上映日時
>2015年11月6日(金)20:00 ~ 23:30 終了予定
>※途中休憩が入ります。
>※予告編はございません。本編から開始いたします。

ホームページより


なるほど。

これは、終電との絡みもあるしなぁ。
一番帰りやすい場所、もう新宿しかない。

で、申込当日。

新宿と日本橋が早々に確定。
良かった。

それにしても、日本橋とは意外でした。
いや、お勤め人の方々には便利なのかしら。


最終的には、新宿406枚、日本橋378枚、六本木144枚、渋谷167枚。
全部で1,095枚!!
日本橋は完売だったようで。


新宿での私の周囲はカンバーバッチ氏ファンと思われる女性が圧倒的に
多かったですが、他の会場はどうだったのかしら。


結論として、日本語字幕なしは私には難しすぎました。
うむ、そうだろうなと思っていた通りだった。うむ。

これは、あそこの場面だろうな
あれは、あの場面かな、と推定しつつ

お客さんが笑ったのは、なんて言ってたのかなーとか
ひたすらカンバーバッチ氏の表情と動きを追うという。

よし、来年1月になったら絶対字幕版も観に行くぞ!と心に決めた
昨年11月の出来事でした。



で、先週に字幕の付いた『ハムレット』を観ることができまして
ようやく、なるほどー、と。字幕付きの上映、ありがとうございました。ううう

色んな方が感想を書いていらっしゃるとは思うけれど、自分なりの感想も
残したいと思いつつ。
なかなか進まない今日この頃なのでありました。とほほ。
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# by yui_usakame | 2016-01-30 18:56 | カンバーバッチ氏

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