カメがウサギにドンブリ勝負

引っ越し

ここでブログを書き始めて、10年ぐらい経過したそうです。

そろそろ場所をかえてみようか、と思いまして引っ越しました。

新しい住所はコチラです。

まだまだ設定がおいつかず、右往左往しておりますが
お近くにお寄りの際は(??)、お立ち寄りいただければ幸いです。


全部の記事を引っ越すつもりではないので、こちらは残しておく予定です。
もしかしたら、戻ってくるかもしれないし??


今までお読みいただいた方(がいるとしたら)どうもありがとうございました。
また、あちらでもお会いできたら嬉しいです。

ではでは、お知らせまで。







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# by yui_usakame | 2016-08-03 21:48 | つぶや記 | Trackback | Comments(0)

2016年の展覧会

恐らく年末になると、何を見たか分からなくなってしまうと思うので。
今のうちに、今年見た展覧会を見た順に書いていこうと思います。



1.サントリー美術館 ≪水 神秘のかたち展≫

2.山種美術館 ≪ゆかいな若冲・めでたい大観展≫

3.江戸東京博物館 ≪レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦展≫

4.森アーツセンターギャラリー
  ≪フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展≫

5.東京都美術館 ≪ボッティッチェリ展≫

6.サントリー美術館 ≪没後100年 宮川香山展≫

7.三菱一号館美術館 ≪オートクチュール 世界に一つだけの服展≫

8.東京国立近代美術館 ≪安田靭彦展≫

9.東京国立博物館 表慶館 
  ≪黄金のアフガニスタン 守り抜かれたシルクロードの秘宝展≫

10.東京都美術館 ≪生誕300年記念 若冲展≫

11.出光美術館 美の祝典Ⅰ~Ⅲ

12.サントリー美術館 ≪原安三郎コレクション 広重ビビッド展≫

13.Bunkamuraザ・ミュージアム 
   ≪ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞展≫

14.山種美術館 ≪奥村土牛 画業ひとすじ100年のあゆみ展≫

15.静嘉堂文庫美術館 ≪よみがえる仏の美 修理完成披露によせて≫

16.東京都庭園美術館 ≪メディチ家の至宝 ルネサンスのジュエリーと名画≫

17.森アーツセンターギャラリー ≪世界遺産ポンペイの壁画展≫

18.LIXILギャラリー ≪文字の博覧会 旅して集めた”みんぱく”中西コレクション展≫

19.東京国立博物館 ≪ほほえみの御仏 二つの半跏思惟像展≫

20.山種美術館 ≪江戸絵画への視線―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―展≫

21.汐留ミュージアム ≪ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝≫

22.太田記念美術館 ≪北斎漫画~森羅万象のスケッチ展≫

23.Bunkamuraザ・ミュージアム ≪西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展≫



日伊国交樹立150周年記念関係が3、5、16、17、20、21と6つ入っております。

夏休みが始まる前に、なんとかルノワール展は見ておきたいと思いつつ
連休が終わってしまいました。
ギリシャ展も夏休みの宿題にピッタリ(?)な展覧会ですよねぇ。
いずれにせよ、前売り券を持っていると落ち着かないので、早めに見に行きたいと
思う今日この頃です。







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# by yui_usakame | 2016-07-18 22:37 | 美術展 | Trackback(1) | Comments(0)

山種美術館 『江戸絵画への視線展』 ④

山種美術館で開催中の≪江戸絵画への視線―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―展≫
ブロガー内覧会へ参加させていただいた時のことを綴る第四弾。

最後は文人画を中心に、つらつら書かせていただこうかと。


写真はブロガー内覧会での写真であり、美術館の許可を得て撮影されたものです。


そもそも、文人画とは??

展示室内の説明パネルによりますと

>18世紀には、中国の明・清時代の絵画の刺激と受けた新たなスタイルとして
>文人画が登場し、中国文化に憧れを持つ教養人を中心に流行しました。

中略

>中国では、職業画家による北宗(ほくしゅう)画に対して、エリート層の
>たしなみとしての文人画を南宗(なんしゅう)画と呼んだことから、文人画は
>「南画」(南宗画を縮めた語)とも呼ばれます。


表装を含めて綺麗だなぁ、と見入ってしまったのが、こちら。
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池大雅≪東山図≫ 山種美術館所蔵
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墨色と表装のブルーが、そしてその上下の表装の色使いが絶妙でした。

池大雅の作品はもう一つ、≪指頭山水図≫が展示されているのですが
筆を使わず手の指先や爪、掌などを使って描かれたとのこと。
残念ながらアップ写真がないので、写真をあげられないのが残念。

全体図→アップ図と順番に撮影していけば、こんなことは避けられるのですが
やはり限られた時間内に写真を撮らねば、と思うと気が急いてしまって。反省。

文人画家の多くは山水画を主に描いたそうですが、花鳥画も得意だという
山本梅逸の≪花中図≫ 山種美術館所蔵
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画面上に2匹、そして花の中にも虫が。


そして、私が一番好きなのがこちら。
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椿 椿山≪久能山真景図≫ 山種美術館所蔵

これは、徳川家康が最初に埋葬された久能山(静岡市東部)の東照宮へと
続く参道付近の景色だそうです。
椿山は実際にこの地を訪れてスケッチし、その10年後に制作されたのが
こちらの作品とか。
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細かいところまで丁寧に丁寧に書きこまれてる感じといい、
この淡い色使いが好きです。
そして、この後ろを歩く人物。
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何か物音がしたのか、気になるものが見えたのか。
ちょっと横を見つつ歩いている人物が可愛いな、と。


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日根対山≪四季山水図≫ 山種美術館所蔵

右から春夏秋冬と並んでおり、彩色と水墨で交互に描かれています。
山水画を見ると、ついついどこかに人がいるんじゃないかと。
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いらっしゃいました、いらっしゃいました。


最後にご紹介するのは中林竹渓≪松籟図≫ 山種美術館所蔵
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風景の描き方が独特だなぁ、と。
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なんだか見ている私に問いかけてきそうなぐらいリアルな描き方。


この他、色々と素敵な作品も出ておりましたので興味のある方は是非
実際に足を運ばれてくださいませ。

なお、今回の展覧会の図録は次回開催される浮世絵展との合同とのこと。

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今回の展覧会開催中は、この図録に載っていない伊藤若冲の
伏見人形図の絵葉書が一枚ついてきます!

次回の浮世絵展も楽しみです。







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# by yui_usakame | 2016-07-18 18:34 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

山種美術館 『江戸絵画への視線展』 ③

山種美術館で開催中の≪江戸絵画への視線―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―展≫
ブロガー内覧会へ参加させていただいた時のことを綴る第三弾。

気になった作品を、つらつら書かせていただこうかと。


写真はブロガー内覧会での写真であり、美術館の許可を得て撮影されたものです。

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酒井抱一≪秋草鶉図≫ 山種美術館所蔵

この作品、私はなかなか上手に撮影できなくて。
って、ことはさておき。

この月は、銀が変色したのではなく意図的に表面を黒くしたのではないか、と。
抱一は銀地や淡墨で月光を表現しようともしてるので、抱一ならではのこだわり
とのことでした。

また、この月の形は天文学的にはありえない形だそうで。
そのことも抱一は知っているだろうに、なぜこの形にしたのか?というのも今のところ
謎だそうです。


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鈴木其一≪四季花鳥図≫ 山種美術館所蔵
まばゆいぐらいの金。その輝きに負けぬ、鮮やかな色彩。
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こちらが右隻のアップ。
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こちらは左隻のアップ。
右隻には春と夏、左隻には秋と冬が描かれているそうです。



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伝 長沢芦雪≪唐子遊び図≫ 山種美術館所蔵

色んな髪型の子供たちがいますね。
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個人的に、一番右上の子が気になります。
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一応、遊びには加わっているものの。
どこか表情が浮かない感じ。何か心配事だろうか、それとも家に帰りたいだけなのか。
そんなことが気になってしまうのでありました。



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岩佐又兵衛≪官女観菊図≫ 山種美術館所蔵

まず大きさに驚き、そしてほぼ色彩されていないにも関わらず何というか
華やかさを感じました。
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髪の毛の描き方、なんと艶っぽいことか。
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唇に、ほんのり紅の色が見られるような。

この三人の顔は又兵衛作品の典型的な描き方で、ふっくらとした頬と長い顎は
豊頬長頤(ほうきょうちょうい)と呼ばれているとか。
現在は掛け軸になっていますが、元々は六曲一双の屛風だったそうです。
右隻、左隻共に1枚ずつ所在不明とのこと。残念。
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丁寧に描かれた着物の模様も美しい。
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草花は、ごく薄く、あっさりと描かれているように見えますが
しみじみと見入ってしまう美しさ。
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なぜか牛車の一部を拡大。


と、またしても長くなってきたので一旦ここで失礼します。
文人画についても触れたいので、次で最終回となる予定であります。







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# by yui_usakame | 2016-07-18 00:02 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

山種美術館 『江戸絵画への視線展』 ②

山種美術館で開催中の≪江戸絵画への視線―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―展≫
ブロガー内覧会へ参加させていただきました。
学芸員の水戸さんの説明を受けつつ、じっくり作品を堪能。
写真はブロガー内覧会での写真であり、美術館の許可を得て撮影されたものです。

全体図を撮影したつもりがしてなかったのが、
酒井抱一≪菊小禽図≫部分 山種美術館所蔵
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鳥は横から描かれることが多いが、あえてお腹を見せている様子が
非常に可愛らしい、と。鳥はルリビタキだそうで。

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菊は種類に応じて描き方を変えているとのこと。

十二か月、それぞれの月に花と鳥を合わせるのは月次花鳥(つきなみかちょう)と
呼ばれるもので、もともとは歌人・藤原定家が制定したもの。
ただ、酒井抱一は踏まえてはいるものの定家の組み合わせを大胆にアレンジしている
そうです。

酒井抱一は植物が好きで向島百花園にも関わりがあった、と。
(Wikipediaによると、百花園と命名したのが抱一と書いてありました)
植物そのものに対する関心の高さが、描き方に良く出ているとのこと。

鳥も可愛いけれど、私は葉っぱの描き方が大好きです。
何とも言えない色合いで。


酒井抱一≪飛雪白鷺図≫ 山種美術館所蔵
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葦と鷺というのは秋から冬の光景を描く際の一つの伝統的な主題に合わせたもの。
しかし、どちらも藤原定家の十二か月には出てこない、と。
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しぶきのような、粉雪のような表現方法を酒井抱一は好んで描いたそうで、
じっくり近寄ってみてください、とのことでした。
確かに何か吹き付けたように盛り上がっています。
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私は、この白鷺が大好きで今回の展示ではNo.1の可愛さだと思っておりますが
いかがでしょう??


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酒井抱一≪秋草図≫ 山種美術館所蔵
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この葉っぱの描き方も好きです。うっとり。
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左:酒井抱一≪秋草図≫ 山種美術館所蔵
右:酒井抱一≪月梅図≫ 山種美術館所蔵

月と植物を描くときには、抱一は必ず植物越しに月を描くのが基本パターンとのこと。
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ほうほう、なるほど。

説明をしてくださった水戸さんの先輩は、これを”抱一すだれ効果”と名付けられた
そうで、多くの作品でこのような表現が見られるそうです。


続いては、琳派にとっては欠かせない主題である”伊勢物語”を主題とした作品。
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左:鈴木其一≪伊勢物語図(高安の女)≫ 山種美術館所蔵
右:酒井抱一≪宇津の山図≫ 山種美術館所蔵

図様は抱一や其一のオリジナルではない。
酒井抱一は尾形光琳を研究対象のように見ていたことが最初はある。
まず光琳の作品を悉皆(しっかい)調査し、調査で分かったことを今度は
印や落款を集めたインク(?)という形で出版。

そして光琳が亡くなって100年経ったときに百回忌を行ったとのこと。
百回忌に合わせて遺墨展(いぼくてん)つまり展覧会を開く、これはまさに今私たちが
没後○年□□展ということをやっているのと同じこと。
学芸員の大先輩と言うことが言えます(ここで、聞いていた皆さんから笑いが)

なおかつ、この展覧会に出品されたものを中心に光琳百図という、まさに図録を
出しています、と。(まさに今の展覧会の方式ですねぇ!)

この光琳百図の中に、この2点と同じ図柄を見ることができる。
抱一は実際に光琳の作品を調査し、図柄として写し、それを元に作品を描いている。
つまり、この作品は単なる伊勢物語というだけではなくて光琳から抱一へ、いわゆる
琳派の私淑(ししゅく)による継承というものを象徴するものである。

光琳の光琳百図があって、抱一の作品があって、さらに其一の作品があるという意味で
この其一の作品も琳派の私淑と言う名の継承を象徴する作品である、と。

なるほどなぁ、ただ伊勢物語を主題とした絵を並べてあるだけではなかったんだなぁ。
いやぁ、メモにカタカナでイボクとかシシュクと書いてあって、今回書き起こすにあたり
調べて、あぁ、こうゆう漢字で、こうゆう意味なのか!!というのも勉強になりました。


近年、山種美術館所蔵となった鈴木其一≪牡丹図≫
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鈴木其一も隠しても隠しても個性が出てしまう絵師。

酒井抱一の代作をやっていた、ということを(水戸さんが)学生時代に読んで
「なぜ代作って分かるのだろう?」と思ったけれど、確かに分かる。

なぜかというと、抱一に比べて鈴木其一は明らかに人工的につくったように描く。

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この牡丹自体の描き方は中国・明代あたりの花鳥画をもとに描いたものと
思われる。
ほわんとした柔らかな牡丹の表現や、葉っぱの表と裏側が複雑に入り組む様子を
みっちりと描くのが院体画(いんたいが)的な視点。

ところが、この絵には2つ面白いポイントがある。

1つは赤い牡丹。
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ちょっと不自然に感じませんか?
真正面にわざと描くという、このわざとらしさですね。
こうゆうことは抱一はしない、でも其一はするんですね。

鈴木其一は人工的な楽園のような空間を描いたものや、≪朝顔図屏風≫という
作品でも朝顔がこれでもか!という感じに真正面を向いています。
(ちなみに、この≪朝顔図屏風≫は9/10~サントリー美術館で展示されるようです)

あと、もう一つのポイント。
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普通、牡丹と言うのは花の王様と言われるぐらいなので、牡丹だけを描くが
この作品はタンポポがほっこり咲いている。

何気なく咲いているような草花に関心を持つのが琳派的。
宗達以来、草花好きですよね。蕨とか。
この辺が琳派色を出している。完全に院体画風にしないところが面白い。

鈴木其一は落款は多くあるが、何年に書いたという年記(ねんき)があるものは
本当に少ない。この作品には年記が入っている。
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これによると嘉永4年(1851年)に描かれている。

ただ少し困るのは1851年だと鈴木其一は56歳のはず。
しかし、ここに57歳と書いてある。
これは本人の間違いなのか、根本的に鈴木其一を考え直さなければならないのか
どちらかだと思われる。
これは近年に発見された作品なので、これから研究が進む作品と思われる。


と、またしても長くなりました。
他にも気になる作品があるので、後日書かせていただきたいと思います。
いやぁ、それにしても説明付で見られるって贅沢ですねぇ。しみじみ。







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# by yui_usakame | 2016-07-16 23:11 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

山種美術館 『江戸絵画への視線―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―展』

山種美術館で開催中の≪江戸絵画への視線―岩佐又兵衛から江戸琳派へ―展≫
ブロガー内覧会へ参加させていただきました。
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まずは《青い日記帳》管理人のTak氏より

「若冲、琳派だけが江戸絵画ではなく今回の展示には文人画と呼ばれる
中国の影響を受けた作品があり、若冲や琳派に比べると地味ではあるけれど
 ぐっと近寄って見ると色が入っていたりして、文人画もなかなか悪うございません。
 文人画を見直すきっかけになれば、と思いますので是非是非、とにかく近くで
 じっくり見てください」という内容のお話が。

次に山種美術館館長の山崎氏より

「近代・現代のコレクションが中心の当館には珍しい江戸絵画のコレクションの多くを
 展示しています。
 祖父の山崎種二は、米問屋で奉公していた時の主人が酒井抱一の赤い柿の実の
 絵を持っていたそうで、独立したら何とか酒井抱一という人物の作品を手にしたいと
 夢に見ていたそうで。
 昭和の初めに絵を買うことができる身分になった時に購入したが、のちに真っ赤な
 偽物ということが分かった、と。
 それをきっかけに、同時代に生きている画家の絵を集めれば確実に本物だ、ということで
 絵を集めて行った、と。
 ただ江戸絵画への気持ちはずっとあったようで、私は1歳の頃から祖父と住んでいた
 けれども、江戸絵画は殆ど家に飾っていなかった。たぶん、古いものなので、それだけ
 大切にしていたんだと思います。
 そういった逸話のある祖父にとっては大切なコレクションなので、皆さんにも楽しんで
 いただければと思います」


そして、この後に発表されたのが山種美術館では初のナイトミュージアム企画。
2016年7月22日(金) 17:30~19:30(受付開始 17:05~)

受付は7月19日(火)までで、先着100名とのこと。
江戸絵画に詳しい学芸員さんによる説明が聞けるそうです。
詳しくは、コチラをご覧ください。
※ 写真撮影は決められ作品のみ可のようです。


と言う訳で、これから出てくる作品の写真はブロガー内覧会での写真であり
美術館の許可を得て撮影されたもの
となります。

専門が日本絵画史の特別研究員・水戸さんの説明付で絵を見ていきます。

水戸さんは、こちらの本を執筆された水戸さんでした。

かわいい琳派

三戸 信惠 / 東京美術



おお、この本は前々から欲しいと思っていた本!


まずは、一番最初に飾ってある伊藤若冲≪伏見人形図≫
山種美術館所蔵
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伏見人形とは伏見稲荷の付近の土を使って作られる土人形で、
若冲は絵を描き始めた40代のころから伏見人形を作品にしており、
この絵は、晩年伏見に住んでいたときの作品。

可愛いらしい布袋さんがリズミカルに配置されており、ユーモラスな感じを見ただけで
あぁ、若冲らしいと感じさせる雰囲気を持っているのではないか。

水戸さんが個人的に、若冲のここが凄い!と思っている点は
江戸時代の絵師は絵筆で勝負する、絵筆でどう表現するかがポイント。
若冲はリアル、リアルと言われるが一般的に絵師は絵筆でリアルに見えるように
描いているのに対して、この若冲の作品はどうしているのか?

じっと近くで見ると気づかれたと思うけれど、表面がザラザラした質感が
ご覧いただけますでしょうか?
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(ふむふむ、なるほど。ざらっとキラっとしてます)

雲母が使われているのかキラキラっとした、メタリックな、土っぽいような表現が
見えてくるんじゃないかと思います。
要するに土人形の土ぽっさを表現している、この発想は普通江戸絵画の絵師だったら
考えられない。
このように材質を、そのまま再現しようというのはどちらかというと工芸の感覚ですね。

若冲というと有名な桝目描きも絵筆で勝負ではなく、まったく違う発想で勝負する。
そこにこそ若冲が時代を超えて凄いと思える点ではないか。
絵筆からの発想を超えたところに作品の新しさを求めている。
(現在の我々から見ると)それほど新しさを感じられないかもしれないが、恐らく当時の
人たちからするとビックリされたのではないか。


お次は琳派の始まりの絵師として知られている俵屋宗達。
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≪鹿下絵新古今集和歌巻断簡≫
俵屋宗達(絵)、本阿弥光悦(書) 山種美術館所蔵

俵屋宗達が下絵を描いて、本阿弥光悦が書を記したものとしては
「鶴下絵和歌巻」これは京都国立博物館に巻物であります。
それと「鹿下絵和歌巻」、それと「蓮下絵和歌巻」の三つがあります。

鹿下絵に関しては前半と後半に大きく分かれ、後半は巻物のままでシアトル美術館が
所蔵していて、前半は分断されて色んなところに所蔵されている。
私(水戸さん)が以前いたサントリー美術館、あるいは五島美術館、MOA美術館が
断簡をお持ちです。

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山種美術館が所蔵する、この断簡は鹿下絵の巻頭を飾っていたと思われる。
17世紀に光悦がこれを作った時も、この作品が巻頭だったと推察される。
なぜなら光悦は非常に西行に関心があったようで、この作品にも有名な
西行の和歌が記されている。

「こころなき 身にも哀はしられけり 鴫(しぎ)たつ沢の秋の夕暮」


もともとこの巻物は新古今和歌集の秋の歌を何種も散らして書いているもの
なんですが、この歌は秋の始まりではない。
秋の歌を選ぶ中で、本阿弥光悦は恐らく西行のこの歌から巻を始めたいと
思って、これを書いたのではないか。
巻頭は他の歌と違って、特別な思い入れがあったと思われます。

この作品には鹿が一頭いるけれども、上の句 鹿 下の句というように
鹿を挟むように歌が書かれている。
鹿と対話をするように和歌が書かれている。
そして和歌には、どこも鹿がでてこない。
けれども最後の「秋の夕暮」という言葉まで辿り着いた時に私たちの心の中に生まれる
秋の夕暮の景色が、この鹿にもオーバーラップすることで、まるで夕暮れ時に
佇む鹿のように見えてくるわけです。

歌とは直接関係のない世界ではあるけれども、そこにあえて秋のモチーフでもある
鹿とからめることで私たちは歌の世界と鹿のいる秋の景色を二重写しに楽しむことが
できる、そうゆう構成になっています。


なるほどなぁ。和歌が分かっていれば(駄洒落ではありません)この作品をより深く
味わうことが出来るんですねぇ。しみじみ。

ちなみに京都国立博物館のホームページに「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」についての
子供向け解説ページがありました。

和歌巻全体は、こちらのページで見られます。


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≪四季草花下絵和歌短冊帖≫
俵屋宗達(絵)、本阿弥光悦(書) 山種美術館所蔵

巻物は横長に進んでいく、まるでアニメーションのように描かれていく訳ですが
こちらは短冊と言う極めて限られたフレームの中にモチーフを配置している。
逆に窮屈なフレームを生かし、ある時は遠くから、ある時はモチーフを大胆にデフォルメ
するなどしています。
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実物は、もっとキラキラ輝いていて綺麗でした。
是非、会場でご確認いただければと思います。うう


と、少し長くなりましたので一旦ここで〆させていただきます。







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# by yui_usakame | 2016-07-16 18:48 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

展覧会での最近の悩み

密かに悩んでいます。

展覧会に行って、「お、これは面白そうだ!」と思う説明があるとします。
一生懸命にメモメモ。

最後にミュージアムショップで図録を購入し、帰宅してからパラパラ読んでいると
その説明が掲載されている、と。

くっ。やっぱり。
そうじゃないかと思いつつ、でも万が一に備えて書いたものだし。
と、強がってみたり。

かといって、「これは載っているだろう」と思った説明文が図録のどこにも
載っていなかったり。


くっ。

書いておけばよかった。


ここ最近、そんなことを繰り返しておりまして。

メモすると時間がかかるし、人様のお邪魔になっちゃいけないし、
手が疲れちゃうし、でも書き留めておきたいし。


展示室内に展覧会の図録を置いているところがほとんどなので、
自分の欲しい説明が載っているか確認してもいいのですが、
全部を確認しに戻るのも。うーん。
あと、途中で図録見てしまうとネタバレじゃないですが
これから見る作品を知ることになるので、ちょっと躊躇してしまうことがあって。
どんな作品があるのか、ドキドキしていたいタイプなので。
(なに、そのタイプ)

これは、あれですかね。
もっと回数を重ねれば「うむ、これは図録に載っているに違いない」
「これは載っていない」と判断できるようにな...る??


あと、筆記具問題もありまして。
まあ”筆”の方は鉛筆のみ可なので、忘れずに削りたて鉛筆を持って行くことに
しているのですが。

”記”の方がねぇ。
出品リストの余白に書くとなると、当たり前ながら紙がふにょふにょしていて
書きにくいし。
長い文章書き写したくなるかもしれないから、小さなメモ帳を持って行くのですが
これまた支えなしで書くのは大変で。


昨日、汐留ミュージアムで出品リストと格闘しながら書いていたら係りの方が
ササっとクリップホルダーを貸してくださいまして。
思わぬことだったので「ひっ!」と声をだしてしまって、申し訳ありませんでした。
お気持ち、本当に嬉しかったのに。ごめんなさい。

それにしても、やはり支えがあると書きやすい!!

やはり、購入したアレを使おうか......

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大きさはA5で、広げるとA4サイズに。
購入してあるなら、さっさと使えばいいのですが。
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分かってはいたけれど少々厚みがあるので私が使っている美術館用小バックに
入らないのと、A5で使うときの折り返し力(?)が強くて、手で押さえてたら疲れて
しまいそうで。

って、なんのことない。
今、試しにバチ型クリップで止めてみたらすんなり止まりました。

これは美術館用小バックを新調するしかないなぁ。
いやいや、手にホルダー持ちながら見ればいいんですけど。

などと、ごたごた思っている今日この頃です。







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# by yui_usakame | 2016-07-16 13:01 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

東京国立博物館 ミュージアムシアター初体験

今年3月、国宝に指定されたという≪洛中洛外図屏風 舟木本≫。

こちらのページで見られます。
結構拡大して見ることができる!


さて、その屏風を大画面で説明してくれる面白そうな催しがあるらしい、
という入手しまして、行って参りました。
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東京国立博物館(以下、トーハク)の東洋館。
地下一階にありますミュージアムシアター。

現在上映されているのは、屏風の左隻をメインにしたもの。

公式ホームページによりますと

>後期は、祇園祭や京都の寺社を巡り、二条城までご案内します。
>また、日用品の店が並ぶ通りにも寄り道し、職人たちの商いの様子を
>ご紹介します。
>二条城では、由緒正しき台所の料理や、裁判の様子を見学し、徳川による
>新しい時代のはじまりの空気を感じることができます。

むふふ、楽しそう。

所要時間は約40分で、定員は90名とのこと。
チケットはトーハク正門チケット売場もしくは、ミュージアムシアター前にて購入。
正門のチケット売り場とシアター前ではチケットが購入できる時間も違うようなので
ご注意くださいませ!

上演日や上演時間は、公式ホームページにてご確認くださいませ。


いよいよ上映時間。
ナビゲータとして女性が登場し、屏風について説明開始。

作者の岩佐又兵衛は安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した人で
浮世絵の創始者としても知られている、と。

で、「バーチャルリアリティ特有の”ふわふわ”とした浮遊感をともなうことがある」
という説明がありました。
「その際は目を閉じるか、画面から目をそらしてみてください」とのこと。
ふむふむ。

「ただ無理はせず手を挙げてお知らせください」と。

同じ上映回では私を含め、どなたもいらっしゃらなかったのですが。
もしかしたら、苦手な方もいらっしゃるのかもしれません。


「それでは、ゆっくりお楽しみください」というナビゲータの方のセリフが聞こえ
あー、あとは説明が画面に出るんだろうなぁ、って勝手に思ってたら。

思ってたら。

音楽が始まり、ナレーション開始。

ん?

どこかで聞いたような声だなぁ。


ん?

生?
今、喋ってる?!

さっきのナビゲータの方が、いま喋ってる!!!

最初、暗闇で良く見えなかったのですが。
なんと、ナビゲータの方が喋りながら進行するスタイルでした。

のちのちホームページ読んだら、しっかり書いてありました。
ナビゲータによる「ライブ上演」


これがねぇ、すごく面白かったです。
今思うと専用のコントローラを操作しつつの、喋りつつの、進行だったんでしょうねぇ。
(いや、でも音楽もあったしな。操作も別の方が担当されていたのかも。ぶつぶつ)

かなりの量を喋られてましたが、全部暗記されていらっしゃったし。凄いなぁ。

とても分かりやすい説明と、惚れ惚れするような声の良さ。
要所要所では、レーザーポインタを使っての説明。
そして拡大しても拡大しても綺麗な映像!

シアター前に復元された原寸大の屏風が飾ってあるのですが。
その大きさから考えると、あんなに大画面に拡大しても大丈夫って
どうなってるんだろう?!と思ってしまいました。
すごい技術ですねぇ。しみじみ。


あっという間に説明が終わり、一旦終了。

実際に操作ができるということで、残った人の中から3人ほどiPadで画面を
操作されてました。
今回は見られなかった右隻の三十三間堂、五条大橋、広寺大仏殿を見学。

そこでもナビゲータの方が説明をしてくださったので、時間がある方は是非最後まで
残って見て行かれることを勝手にお勧め致します。

すごい、面白いから!!説明が丁寧だし!!!

こんなに面白いなら、前期も見たかった。
そして屏風自体が展示されているのを知りながらも、見に行かなかった自分。
国宝に指定されちゃったからには、もうおいそれとは見られないだろうに。
うぐ。悔やまれますが仕方ない。

d0075206_22333281.jpg

と言う訳で、今は屏風の他に、熊本城についても上映されているようです。
鑑賞料金は全額「熊本城災害復旧支援金」へ寄付されるとか。


これからの上映にも勝手に期待をしている今日この頃です。







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# by yui_usakame | 2016-06-26 22:13 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

今年も半分過ぎようと

あと5日ほどで今年も半分過ぎようとしていますが、
いかがお過ごしでしょうか。

年賀状で、「今年こそ会おうね」なんて書きあった人たちと
会う気配がないまま半年。
うわー、そしてまた約半年後に年賀状を書く訳ですね。


さてさて、今年行った展覧会のパンフレットなどを整理しましたら
6センチファイルが、なかなかいい具合に膨れてまいりました。
d0075206_16491137.jpg

6割強はいってそうな気配。
d0075206_16343454.jpg

チラシ、出展目録、チケットホルダーなどを一つのクリアポケットにいれまして、
絵はがきの枚数が多い場合、ハガキホルダー台紙というのに入れております。
このホルダーは、表と裏に4枚ずつ計8枚入れられるタイプ。

A4サイズのクリアファイルは同じところにファイルできないので、別管理。
こちらのホルダーを購入しようか悩み中です。

クリアファイル収納ホルダー クリア

コアデ



1冊20ポケット。最大で40枚のクリアファイルが収納できるそうで。
今、手持ちのクリアファイルは何枚あるんだろうな(遠い目)。

若冲展は購入したものが多すぎるので、まとめてA4サイズのファスナー付ケースに
入れております。


数えてみたら今年になってから20の展覧会へ行ったようで。
そのうち2回行ったのは5つ。

ははは。
仕方ない、前・後期展示があるんだもの。
仕方ない。


そしてファイルの上の方には、これから行きたいと思っている展覧会のチラシが
スタンバイしております。
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はて、何月分までファイルできますやら。







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# by yui_usakame | 2016-06-26 17:21 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

美の祝典Ⅱ 出光美術館 ≪伴大納言絵巻≫中巻

気が付けば、会期も残り2日というギリギリのところで
見て参りました『美の祝典Ⅱ』展。

おそらく、これを見ておかないと気持ちが落ち着かないということで
まずは伴大納言絵巻の中巻へ。

正午過ぎに行ったのですが、一旦人が少なくなったところだったようで
並ばず ゆっくり、じっくりと見ることができました。
表情豊かで、建物や植物の描き方も丁寧(?!)だし、文字は読めないけれど
絵だけ見ていても楽しくて。しかも綺麗な文字。羨ましい。
(くずし字も読めたらいいなぁ、と思ってアプリをダウンロードしたものの
まだ1回しか触っていないという...)

この絵巻が書かれた当初は、さぞかし綺麗だったんだろうなぁ。
着物の柄や色も美しかったんだろうなぁ。羨ましい、実に羨ましい。
この絵巻が出来たてほやほやの時に楽しんだ人々がいたんだなぁ、羨ましい。


とは言え、ここまで大切に守られてきたんだから凄いことだなぁ。
この絵巻を作った人にも、教えてあげたいなぁ、後世の人たちも大勢見て
楽しんでいます、って。

と、相変わらずの妄想を繰り広げながら見ておりました。


≪ざっくりとした中巻のストーリー≫

応天門放火の濡れ衣をきせられていた源信は赦免され
事件は犯人不在のまま決着かと思われたが...
思わぬところから真犯人の名が世間に知られることとなる。

それは事件から数か月後のこと。
2人の子どもが喧嘩になり、そこへ片方の親が相手の子どもに容赦なく暴力を
加えるという事件が起きたことに端を発する。

これに怒った被害者側の父親は、自分が見たことを世間に言いふらす。
加害者側の雇い主である伴大納言が、実は真犯人である、と。
ここで中巻は終了。

この子どもが喧嘩するシーンは、異時同図法の表現として有名なんだそうで。
今回は忘れず、しっかりこの異時同図法の説明書きをメモってまいりました。


四コマ漫画のルーツ 異時同図法

子どもの喧嘩の場面には、水玉模様の子どもが2人、
同じ浅黄色の着物の子どもが3人、
同じ顔をした父親も2人います。
一体どうなっているのでしょうか。


私がミュージアムショップで購入してきた絵はがきでご説明しますと
d0075206_13282513.jpg


これは同一人物の動きを少しずつ時間をずらしながら、ひとつの画面に描くもので
異時同図法という絵巻独特の表現方法によっています。
今でいう四コマ漫画と同じようにシーンを分けてみれば

d0075206_13385480.jpg

起 : 子どもの喧嘩
承 : 飛び出す父親
転 : 父親は我が子を庇い、相手の子どもを蹴り倒す
結 : ぐずる子どもをなだめて連れ戻す母親
となっていることがお分かりいただけますか。
この父親は大納言に仕える男で出納の職にありました。

とりわけ、承と転が出納の家の前のわずかなスペースで展開されているため
後に重大な問題に繋がっていく出納の行為が、カッとなったほんの一瞬の
出来事であったことが伝わってきます


なるほど!
これを知らないでみると、同じ画面に似たような人が何人も??となってしまいますが
一瞬の出来事だからこそ、ほぼ1つのスペースに描きこまれているのですね。
よく考えたなぁ。
確かに、起きた順番に描いていったら、緊迫感は感じられないかもしれないなぁ。


たまたま足を止めた官人の従者たちも、一瞬の出来事に口をあんぐりあけて
取り巻くばかり。

一方で髪の毛一本一本にまで手を抜かない細かい描写も見どころ。
出納の子どもの手に絡みつくむしりとられた髪の毛、
蹴られて風になびく舎人の子どもの髪の毛。

劇的な構図と細密な描写の中に絵師の力量が冴えわたる名場面です。


目を凝らして何度も見たものの、出納の子(浅黄色の着物の子)の手に握られている
という髪の毛が私には見えなくて。
単眼鏡欲しいなー、欲しいなー。

d0075206_1604539.jpg

言い訳しますと、子どもの手の部分とヒビが重なってしまって、うん、
私にはハッキリ見えなかったんですよねぇ。残念。
でも、父親の陰に隠れ憎らしい表情をしている子どもの表情は、ハッキリ分かりました。
に、にくたらしい。
それにしても、こんなに蹴らなくてもいいだろうに、ぐらいな勢いで蹴ってますね。
そりゃ、蹴られた側の親御さんが怒っても仕方ない。
今まで自分の見たことを黙ってきたけれど、我慢ならず皆に話しちゃいますよね。
d0075206_16493179.jpg

それを周りで見ている人々の描写も好きでした。

大きな箱を頭にのせ何かを運んでいる途中の人も
一回止まってしまったら動き出すのも大変そうなほど大きな大きな壺を背負った人も
思わず立ち止まって見てしまうほどの勢いと、驚くべき内容だったんだなぁ、と。

このシーンの前にある、源信の家族や女房たちの表情の描き方も素晴らしくて。
本当に、これを描いた人はどんな人だったのか。
後ろからでいいのでコッソリ見てみたい。他の作品はないのかしら。
この人、きっと人気あったと思うんだよなぁ(またも勝手な妄想)


と言う訳で、前回購入してなかったB5クリアファイルと絵はがきを。
d0075206_17301813.jpg

d0075206_17354267.jpg

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絵はがきは8枚入りセットと、セットには入ってないものを。
d0075206_17421530.jpg

伴大納言絵巻の絵はがきはバラ売りもございまして。
セットに入っている絵はがきは、販売ケースに小さなオレンジ色のシールが貼ってあるので
重複しない仕掛けに。ありがたや!

なのに、なぜか2枚重複してたことが帰宅して判明。
なんだろう、テンションあがりすぎてシール見落としたんだろうな。
さすが、私。

中巻の絵はがき2枚を同一人物部分で重ねると喧嘩のシーンから
言いふらしシーンが一枚に繋がります!
d0075206_1752350.jpg


セットに入ってない絵はがき。
私が購入したこの2枚は、セットに入っている絵はがきと違って上下に余白が
ありませんでした。
d0075206_17552078.jpg



と、絵巻だけでかなり書いてしまったので他の作品については
また別の機会に。







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# by yui_usakame | 2016-06-12 18:00 | 美術展 | Trackback | Comments(0)

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